毛穴ブログ

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髪の毛の食い込んだ跡のある角栓様物質

面白い形状をしている角栓様物質だ。

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これは髪の毛が食い込んだ跡があることがよくわかる。

2本の太い髪の毛と、1本の細い髪の毛が同じ毛穴から生えている。

その髪の毛の軌跡によってくっきりと角栓様物質の形状に影響を与え、へこみが生じていることが見て取れる。

これは他の角栓様物質にもよく見られる形状における特徴の一つだ。 

 

 

このことから何がわかるだろうか。

それは髪の毛の毛穴周辺における自由度だ。

この跡の生じた場所までしか、髪の毛の傾きは生じないのだろう。

つまり毛根から伸びた髪の毛は、360度自由に動き回れるわけではなく、可動域にある程度の制約が生じている。

 

 

全ての毛穴が持つその方向性はつむじや毛並みといった構造性に及んでいるのだろう。

しかし、この方向性、つまり毛並みは何によって制約されるのだろうか

毛穴の向きだろうか?それとも毛根の向きだろうか?

 

 

この角栓様物質はある一定の答えを私たちに明示するヒントだ。

写真の角栓様物質は見るからに毛穴の体積いっぱいにぎっちり詰まっている。

ぎっちり詰まっているということは、毛穴の円周に対して張力が均一にかかっている状態であることが予想される。

張力が円周に対して均一にかかると、毛穴は同心円状に広がる。

風船を膨らますと球体に近い形状になるのとそれは似ている。

つまり、毛穴の中心は角栓様物質の中心とぴたりと重なる。

 

 

 

3本の髪の毛は明らかに毛穴の中心から外れている。

この毛穴だけでなく、他にもそういった例を私は示してきた。

毛穴の中心から外れた位置に髪の毛が存在することから、髪の毛の角度を制約するものは毛穴そのものではなく、毛穴の奥の毛根であることが予想される。

 

 

さらに、この3本の髪の毛は3本とも毛穴の中心から上向きに配置している。

一つの毛穴の中に毛根が複数あるとき、いずれも同様の方向を向くことから、こういった仮説が成り立つ。

一つの毛穴の奥に、その毛穴から生える毛根を全てたばねる組織が存在し、その組織が頭皮全体の髪の毛の生える方向、言うならば毛並みを制約している。 

 

 

以上、なにも調べずに書いてみた、すべて知ったかぶりである。

 

 

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