頭皮の毛穴と言う毛穴にびっしりとつまった角栓様物質を見て考えた消費と生産のあり方①―シャンプーをした頭皮としていない頭皮―
これは後頭部右上の頭皮だ。
洗髪から 24 時間以上経過しているため、汚れが目立つ。
この記事の写真のような、きれいな頭皮ではない。
頭皮の写真を見れば、シャンプー直後かどうか一目でわかる。
私たちにとってその見分け方を知ることは、ほんのささいな違いを見つけだすことでことでしかない。
「ウォーリーをさがせ」の絵本のように、隅々まで観察する必要など微塵もない。
見るべき点は一つ、頭皮に角質が付いているかどうかだ。
古い角質が頭皮に付着している場合―――少なくとも 24 時間以上は―――その頭皮はまず洗っていないとみていい。
この写真の場合、左下の赤い部分を見れば違いが分かりやすい。
赤い個所と白い個所に分かれている。
赤い個所が角栓のはがれた若い頭皮だ。
毛細血管の血行を如実に表す赤色がその証拠だ。
いっぽう、白い個所は古い角質だ。
写真はちょうどこの古い角質がはがれかけている部分を写している。
毛穴のふちをみても、古い角質がはがれかけていることがわかるだろう。
もう一度この記事の写真を見て欲しい。
角栓は毛穴から飛び出しており、この記事での形とも、この記事とも(毛穴の中に埋もれている)異なる。
シャンプー直後とシャンプーから時間が経ったあとでは、これほど違いがあるのだ。
なぜこんな解説をするのか?
あなたたちがこういった頭皮や肌の写真を目にする機会は限られている。
つまり、美容に関する話題の時だ。
次回へ続く。