頭皮の毛穴と言う毛穴にびっしりとつまった角栓様物質を見て考えた消費と生産のあり方③―あなたは自身の頭皮を拡大してみたことがあるか―
いいサイズだ。品評会があったら出展したいくらいだ。
頭皮がしっとりと濡れているのが奥ゆかしい。
さて、前回の続きだが、美容業界の宣伝に頭皮や肌の拡大写真がよく使われる話をした。
これらの写真にどれほどの信ぴょう性があるのだろうか。
この記事を読んで頂いている読者の中にどれほどの割合で自身の頭皮や肌を拡大してみたことがあるのかはわからない。
しかし、世間において多くの方は自らマイクロスコープを買ってまで見ようとは思わないだろう。
美容業界はそういった人々の心に入り込もうとする。
汚い肌や毛穴が如何に悪者かを吹聴し、不安をあおり、コンプレックスを刺激し、購買意欲をかきてたさせる。
自分の頭皮もこうなっているのではないかと考えさせられる。
実際に自分の頭皮を見たことがないにも関わらずだ。
むしろ見たことがないからこそ不安になるのだろう。
私から見れば、どんな毛穴も、どんな肌も、どんな頭皮も愛すべき存在である。
次回へ続く。