仲良く二つ並んだ角栓様物質
かなり大きい角栓様物質がふたつ並んでいる。この大きさはなかなか珍しい。
頭皮の同じような場所に角栓が存在するのはなぜだろうか。
理由はいくつか考えられる。
ひとつは洗剤の残りかすだ。
よく聞く話だが、シャンプーやリンスが十分にすすがれず頭皮に残っていると、毛穴汚れの原因になるらしい。
だったらシャンプーしなければいいだろとさえ思うが、一部に角栓が偏在している原因の一つとしてあげられる。
2つ目は、毛穴の大きさだ。
毛穴の直径が他の場所より大きいため、大きな角栓が育ちやすいのかもしれない。
頭皮の毛穴は体のほかの部分に比べて深さが深い事が知られている。
3つめは、皮脂の分泌量だ。
顔だけでも鼻、おでこ、ほおは皮脂の分泌が多い場所とされる。
頭皮にもそういった分布があるのかもしれない。
そもそも皮脂が出やすい毛穴とそうでない毛穴の分布は何によって決まるのだろう。
首とか腹の毛穴から皮脂がバンバン出てもいいではないか。
結論として、2つ目か3つ目、あるいはその二つの理由の混合かもしれない。
シャンプーしようがしまいが、すすぎを完全にしようがしまいがこの分布は変化しなかったからだ。
どんなに条件を変えても、後頭部、つむじの右側は不変の角栓スポットであった。
私の直感でしかないかもしれないが、このスポットは誰にも譲れない私だけの聖域であることは変えがたい事実だ。
毛穴の構造には興味深い点がたくさんある。