頭皮の毛穴と言う毛穴にびっしりとつまった角栓様物質を見て考えた消費と生産のあり方⑤―化粧水の中身―
これは大きいが高さが低い。毛穴の中に潜り込んでいる。
美容業界や育毛業界は私たちが大好きな毛穴の拡大写真を食い物にしている。
個人的な偏見だが、そもそも美容業界は宣伝に具体的な数値を書かなさすぎだ。
肌がつやつやした美人のプロモーション映像や、異性に嫌われるニキビ顔の学生のイラストや、髪の毛がフッサフサになったおじさんなど、印象とイメージだけで宣伝をうっている。
特にネットで広告を出す会社は特にその傾向が強い。
このブログのところどころにひっついている広告もそういった美容関係の広告の一つだ。
「ブランド力」とかいう謎の力によって売り上げを伸ばそうとしている。
高級そうなボトルに入った化粧水の製造にかかったコストのうち、一体何割が宣伝費なのだ。
高級そうなボトルの中身1リットルあたりの原価などコーラの原液と大差ないのではないか。
服飾業界もそうだが、複数のブランドがあっても中身は同じということがしばしばある。
高級なボトルに入った化粧水も、親しみやすいカラフルなボトルに入った化粧水も、中身は一緒だということを私たちはしばしば目にする。
どう考えても効果は一緒だろう: プラシーボ効果を除外すれば。
値段と購入層は上から下まで大きく異なるにもかかわらずだ。
なにが「効果は個人差によります」だ。
人体に個人差があるのは当たり前だ。
次回へ続く。
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